ウチでは中学生の子供を塾へは通わせませんでした。
『私(親)が勉強を教える時間がない』
『塾へ行っているのに成績が伸びない』
自慢ではないですが、ウチの子は勉強が得意ではありませんでした。
小中学生の頃はほぼ平均点。
このまま放って置いたら間違いなく勉強嫌いになってしまいます。
塾には通わせない
中学校に入学するとクラスメイトのほとんどが塾へ通い始めました。
でもウチでは子供を塾に通わせないと決めていました。
なぜなら、ウチの子が塾に通っても意味がないから。
塾に通えば多少は成績が上がるかもしれません。
テストを解くコツなどを教えてもらえるから。
でもその程度。
子供・・・勉強している気になっている。
親・・・・塾に通わせることによって親の責任を果たしていると思える。
学校の授業が理解できていないのに塾で理解できるとは思えない。
出来る子は、学校の授業で基礎を理解し、塾で応用を学んでいる。
ウチの子は学校の授業を100%理解していない。
なので、塾に通ってもあまり意味がない。
親が子供に勉強を教えるメリット
塾に行かせないと決めたので親が勉強を教えることにした。
『子供に教えている時間がない』
それぞれ仕事の事情があるとは思いますので無理は承知しております。
でも、こういう考えもできます。
塾に通わせるってお金がかかりますよね。
年間にかかる塾の費用を文部科学省が発表すました。
中学1年生 約12万円
中学1年生 約16万円
中学3年生 約32万円
ひとり当たりの費用なので、子供が2人、3人となると恐ろしい金額になりますよね。
さらに、高校、大学に進学となるとホントにやっていけるのか不安になります。
ウチは塾に通わせることを諦めました。
そこで親が教えると覚悟を決めました。
子供に勉強を教えるために仕事をセーブしました。
例えセーブしても年間32万円の塾費用よりお得だと思います。
・子供との時間ができる
・どこで躓いているのか理解できる
・塾費用の削減
・教えるのがうまくなる
・親が勉強できた
子供との時間ができる
子供と過ごすのは週末の家庭サービスだけではありません。
子供との時間を大切にすることはキャンプやショッピングなど遊びに連れて行くことではありません。
中学生にもなれば、週末はクラブ活動や友達と遊ぶ方が多くなります。
なので、子供と一緒の時間を過ごすのは夜しかないんです。
子供と時間を大切にしたいなら、仕事をさっさと切り上げて早く帰るようにします。
酒の誘いも全部断りましょう。
どこで躓いているのか理解できる
親が子供の勉強を教えることで、自分の子供がどこで躓いているかよくわかります。
先生は所詮他人です。
しかも生徒はひとりではありません。
親なら自分の子供が躓いていたら必死で教えますよね。
親が教える方が理にかなっています。
子供も親を頼りにしてくれて、会話も増えますよ。
塾費用の削減
中学生の3年間で約60万円の平均費用がかかっています。
多くの子供は小学生から塾へ通っています。
すると少なくとも100万円はかかるでしょう。
高校や大学の費用も考えると節約はしたいところですよね。
子供を塾に通わせないならその分をプールしておくことができ大学の授業料に当てることができます。
教えるのがうまくなる
毎日毎日子供に教えていると教え方が上手になっていきます。
また中学生の時に完全に理解できておらず怪しかったところ、
例えば、英語の時制の一致や数学の因数分解や2次方程式なんかは今頃になって完璧に理解できました。
私も、今受験すれば、もっといい高校に受かるかもしれません。
こうして高校受験を迎えました。
中学の進路指導でウチの子は有名私立高校を受験したいと言いました。
すると進路指導の先生は『そこは絶対無理!』
『あなたは公立高校を第一希望にして、ずっと偏差値の下の私立高校を滑り止めにしなさい』と言いました。
でも、3年間(小学生から合わせると9年間)子供の勉強を見てきた親には自信がありました。
オール3に近い成績でしたが市内でも有数の私立に受かると確信していました。
進路指導の先生の反対を押し切って受験しました。
そして無事合格。
すると進路指導の先生はなぜか大激怒
せっかく公立高校の内申書を書いたのに!と声を荒げられました。
進路指導とはどんな仕事なんでしょう?
生徒のことは全く考えてないんですね。
ショックでした。
英会話教室・塾に通わず独学で英検2級を合格したウチの子の勉強法
素人の親が教えることはリスクがあるかもしれません。
30年のジェネレーションギャップがあります。
教科書も教え方も大きく変わっています。
でも、親がしっかり子供の学力を理解してあげるべきだと痛感いたしました。
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